「仕事で海外部門に異動になった」「海外拠点と打ち合わせする機会ができた」など、ビジネスで英語を使う機会は増加し、英語力を鍛えようと考える人も増えてきました。
この記事では、「オンライン英会話をはじめたいけどなんでフィリピン人講師ばかりなの?」と疑問を持った方に向けて、その理由をご紹介していきます。
留学経験なしの純ジャパの私が、オンライン英会話歴10年以上、オンライン英会話と英語学習を通じてTOEIC940点、英語の会議もこなせるようになった経験から、ポイントを絞って紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
オンライン英会話にフィリピン人講師が多い理由
日本にはすでに多くのオンライン英会話サービスがあり、どのオンライン英会話スクールにするかを決めるまでに、複数のサービスを比較する方が増えています。
そんな方々のなかには「なんでオンライン英会話ってフィリピン人講師ばかりなの?」「ネイティブ講師とどっちがいいの?」と疑問に持つ方も多いです。
多くのオンライン英会話スクールがフィリピン人講師を採用するのは、以下の理由があります。
- 英語公用語国で日常的に英語を使っている
- 訛りが少なくアメリカ英語を話す
- 親しみやすい人が多い
- 賃金がまだ安い
ここから詳しく説明していきます。
英語公用語国で日常的に英語を使っている
フィリピン語・タガログ語のイメージが強いフィリピンですが、フィリピンは「フィリピン語」と「英語」を公用語としていて、アメリカ・イギリスに次いで、世界で3番目に英語を話す人が多いです。
人口約1億人のなかで英語を話せるひとは9割以上います。
英語は、主に職場や公共の場で利用されています。
例えば、道路の標識や、日常目にする広告なども英語が使われています。
オンライン英会話では、日常的に英語を使っているフィリピン人の中から優秀な人材を採用しているので、正しい英語を話す人から正しい英語を学ぶことができます。
訛りが少なくアメリカ英語を話す
フィリピン人のオンライン英会話講師の多くはアメリカ英語を話します。
この背景には、フィリピン人講師の過去の実務経験の多くに米系企業のコールセンター業務があるからです。
私もオンライン英会話講師との会話の中で「過去はどんな仕事をしていたの?」と聞くことがありますが、以下のような答えが多くありました。
- 米系企業のコールセンターで働いていた
- 米系企業のBPOセンターで働いていた
- 英語の講師をしていた
特に米系企業のコールセンターやBPOセンターで働いている場合、上司がアメリカ人だったりするようで、アメリカ人の上司とやりとりしていたエピソードを聞くことが多々ありました。
なお、すべての講師が訛りのないアメリカ英語を話すことはなく、訛りがある認識できる講師もいます。
訛りのある講師とレッスンを受けたくない場合は、オンライン英会話のレッスン予約画面上でひとりひとりの発音を聞くことができるので、聞いてからその講師を受講するか受講しないか判断していきましょう。
親しみやすい人が多い
フィリピン人は親しみやすい人が多いです。
はじめてオンライン英会話に臨む人にとって、人柄は重要な要素のひとつです。
フィリピン人は、フレンドリーで明るく、ホスピタリティにあふれているのでリラックスしながらレッスンを受講することができます。
賃金がまだ安い
最後に、賃金がまだまだ安いことが挙げられます。
日本のオンライン英会話は、破格で提供されています。
運営企業は、この値段で採算が取れるように講師の賃金やシステム費用を抑えなければならないわけですが、それが成り立つということです。
アメリカ在住のアメリカ人では到底この価格帯ではサービスが成り立たないでしょう。
さて、ここからはおすすめのオンライン英会話をご紹介いたします。
おすすめのオンライン英会話
レアジョブ
レアジョブは、オンライン英会話スクールの代表格。歴史が長いサービスです。私が一番はじめに受けたオンライン英会話サービスもレアジョブでした。
レアジョブの特長は、フィリピンの国立トップ大学であるフィリピン大学出身の優秀な講師を採用している点で、講師によるムラが少なく、安定して優良なレッスンが受けられます。
また、多くの企業や教育機関に導入されているので、サービスの品質についても安心です。
英語を使うことが多いであろう、総合商社の三井物産をはじめ、アサヒやライオン、ミズノなど、企業の導入実績は3,400社にまでのぼります。
なお、ビジネス英会話コースも用意されているので、仕事で英語を使う方はそちらがおすすめです。
ビジネス英語はボキャブラリーやイディオムも定型化されていくので、初心者であってもビジネス英会話に特化して勉強したほうが習得の近道だからです。
項目 | 内容 |
名称 | レアジョブ |
講師の国籍 | フィリピン・日本 |
講師の人数 | 6千人以上 |
料金 | 4,980円(月8回)7,980円(毎日)など |
無料体験 | 2回 |
DMM英会話
DMM英会話は、レアジョブと同様、オンライン英会話スクールの代表格。私が二番目に受けたオンライン英会話スクールです。
DMM英会話の魅力はネイティブスピーカーも講師から選べることです。
ネイティブスピーカーとレッスンをすると、ネイティブならではの、単語と単語がつながった発音(リエゾン)に慣れることができるので、仕事相手がネイティブだったり、英語のニュース、英語の動画を見る必要がある方に強くおすすめします。
また、在籍講師の出身は120カ国以上に渡ります。さまざまな国の講師とレッスンが受けられるので、仕事でやりとりが多い国の講師とレッスンを繰り返すと、その国特有の訛りが吸収しやすく、仕事にいい影響が出てきます。
レッスン単価が安いことも魅力の一つです。
項目 | 内容 |
名称 | DMM英会話 |
講師の国籍 | 世界133カ国以上(2022年10月1日現在) |
講師の人数 | 1万人以上 |
最低料金 | 6,480円(毎日)など |
無料体験 | 2回 |
ビズメイツ
ビズメイツはビジネス特化型のオンライン英会話スクールです。私も現在進行形で受講しています。
多くの人は、日常会話で基礎的な力をつけてからビジネス英会話に取り組むイメージを持っていますが、実はその順で取り組むのは遠回り。
ビジネス英会話は、必須英単語数が日常英会話より少なく、さらに使用するイディオムも限られていてパターン化できるので、はじめからビジネス英会話に入ることが仕事への応用の近道になります。
ビズメイツでは、表の説明の仕方やグラフの説明の仕方、プレゼンテーションの型など、実務に沿ったカリキュラムが用意されているので、実践に沿って学ぶことができます。
カリキュラムのなかでは、単語だけを変えれば実務で使えるフレーズもたくさん学ぶことができ、そのまま実務のテンプレートとして使えるものも多々あるので、仕事への即効性も高いです。
項目 | 内容 |
名称 | ビズメイツ |
講師の国籍 | フィリピン(2022年10月1日現在) |
講師の人数 | 1,500人以上 |
最低料金 | 13,200円(毎日)など |
無料体験 | 1回 |
まとめ
今回は、オンライン英会話にフィリピン人講師が多い理由を紹介しました。
大きくは以下の4点でした。
- 英語公用語国で日常的に英語を使っている
- 訛りが少なくアメリカ英語を話す
- 親しみやすい人が多い
- 賃金がまだ安い
フィリピン人講師は、英語でのビジネス経験があり訛りが少ないアメリカ英語を話す人が多いので、レッスンを受けるにあたり不安になる必要はありません。
また、多くのサービスのレッスン予約画面で講師の発音を聞くことができるので、訛りの有無をそこで判断して、受講するかしないかも判断できます。
まずは、気になるオンライン英会話サービスに登録して無料の体験レッスンを受けてみてはいかがでしょうか?どの程度の発音の講師が在籍しているか身をもって理解できますよ。